プリーツ加工された衣服の洗濯について

プリーツ加工によって女性らしさを表現するスカートが多く販売されています。また、ブラウスやズボン、シャツなどの折り目もプリーツ加工に分類されます。このような加工が施された衣服は洗濯の際に特に注意を払う必要があります。

プリーツ加工は熱で折り目をつける加工法なので、折り目が永久的に維持できる訳ではありません。洗濯すれば折り目は少しずつ広がっていきます。

しかし、工夫次第で折り目の広がりを抑えることは可能です。

まず、衣類の絵表示を確認して、水洗いできるものは手洗いで、水洗い出来ないものはドライクリーニングに出します。

スカートのような折り目の多い衣類の場合、折り目が広がらない様にしつけ糸でスカート裾部分にしつけをかけます。

手洗いは30℃～40℃のぬるま湯に中性洗剤を溶かして行います。手洗いは押し洗いが基本で、衣類を洗剤を溶かしたぬるま湯に軽く押し込んで引き上げる作業を繰り返します。３０回ほど押し洗いをしたら、衣服をぬるま湯の中で前後左右に泳がすように洗います。

こすり洗いは折り目を広げるだけでなく、生地を傷めるので厳禁です。すすぎも手洗いと同じく押し洗いが基本です。水を２～３回取り替えて、

泡が落ちきるまですすぎます。すすぎが終わったら、洗濯機の脱水モードで20～30秒程脱水します。脱水が終わったら直ぐに取り出して、

叩いてシワを伸ばし折り目を整えてハンガーで陰干しします。乾いたら衣類表示に従ってアイロンをかけます。

このように家で洗うことも可能ですが、ウール・絹などの素材は折り目が乱れやすいので原則的にドライクリーニングが推奨されています。