プリーツ加工で注意したい本数

プリーツ加工は、女性の制服で多く用いられている技法です。社会人の女性の制服ではタイトスカートということもありますが、女子学生の制服になればタイトなシルエットで体のラインを強調してしまうことから、ふんわりとしたシルエットのスカートにされていることもあります。

 

ギャザーやフレアーを入れることによってふんわりとさせることもできますが、風が吹いた時にはめくれてしまう心配もあります。プリーツ加工をほどこしておけば、十分な布があるので足を開いた時にもタイトスカートのように窮屈になることがなく、直立している時には布が折りたたまれるので体にそれほどフィットしすぎることもありません。

 

プリーツにはさまざまな種類があり、向い合せに折りたたんで加工を施すボックスタイプの他にも、一方方向に一定幅でぐるりと一周折りたたんだ片ひだタイプもあります。片ひだタイプの場合には、同じ幅で折りたたむとなるとウエストサイズによって本数がきまってしまいます。

 

女性の衣類で普通サイズというと日本では9号になり、

その前後のサイズは7号と11号になっています。一つサイズが変わることによってウエストが3㎝から4㎝程度変わっていきますが、9号のひだの本数よりウエストサイズが変わることによってひだの本数も変わってきます。この際には、ひだの幅とウエストの寸法が同じであれば問題がありませんが、割り切れないことになる可能性もあるので、型紙の設計の際には注意が必要です。