シルクのプリーツ加工について

一般的に、天然素材などはプリーツ加工に向かない素材だと言われています。シルクは非常に人気の高い素材ですが、残念ながら素の状態でプリーツを作ることは出来ません。ただ、絶対に不可能と言う訳では無く、現在ではシルクにプリーツ加工をする技術はしっかりと確立されています。

 

例えば、プリーツに向いていると言われるポリエステルの場合は、素材をそのままプレスしてプリーツを作ることが出来ます。使用環境などでプリーツは弱くなってしまうのは仕方がないものの、一度や二度の使用であれば十分に耐えうる耐久性を持つことでプリーツ向きと言われています。

 

これに対してシルクの場合は、プリーツを作ること自体は出来るものの「すぐに元通り」になってしまいます。ハンドプレス・マシンプレスなどの手法による違いと言う訳では無く、いずれの手法を用いてプリーツ加工を施したとしてもすぐにプリーツが無くなってしまいます。

 

最近では「薬剤」を使ってプリーツを維持できる状態に出来る様になっています。この薬剤を使用することでプリーツを維持することが出来る様になるだけでなく、肌触りなども向上するということで非常に高い評価を受けています。基本的にはプロが加工する必要があるものの、薬剤を一般購入することも出来るので自分でプリーツを付けていくということも出来ます。

 

クリーニング店なら当然、直し加工も可能ですので、購入後も安心して履くことが出来ます。ただし、業者によっては敬遠される可能性もあるので、安心できる業者を見つける必要があります。