ファッション・プリーツ加工とは

プリーツ加工とは、スカートをはじめとする、ブラウス・ズボン・レースなど洋服の生地表面に加工する、

雨や湿気によって簡単にとれることのない「ひだ=プリーツ」を施す加工のことを指します。

シワ加工もプリーツ加工の一種とされており、ほとんどが後加工です。

 

加工作業方法の種類は3種類あります。まず、アイロンで1本ずつ、ひだ付けをセットで行う原始的な方法「手加工」。

そして、2本の熱ローラーの間にナイフエッジで生地を送り込んで加工する「マシーン加工」、

3つ目が予め型をつけた2枚の型紙の間に裁断された生地を挟み込んでセットボックスで熱を加える、「ハンドプリーツ加工」です。

これら3種類の手法を用いてプリーツが施されます。

 

プリーツの種類は、サイド・ボックス・アコーディオンの3つ。サイドは1面の折り返し、

ボックスは2層になるように両側への折り返し、そしてアコーディオンは屏風のような、

山折り・谷折りの連続のような折り返し方法です。

 

上記の加工方法と組み合わせて、素材・生地にあわせた折り方をチョイスするのが一般的です。

ちなみに、加工が施されている洋服の洗い方ですが、ウール・アセテート生地の場合はドライクリーニングが良いでしょう。水洗いをする場合は、

洗剤をよく溶かしたぬるま湯につけてふり洗いをして、よくすすぎます。

この時絞らず水を押し出すだけに留めましょう。デザインが複雑な場合は、ドライクリーニングに出した方が無難です。