ブラウスに施すプリーツ加工技術

ブラウスやスカートなどの洋服には、気が付かないうちにプリーツ加工がかかっているということもあります。

デザイン性を高めるためには必要な技術であり、洗濯をしても形を維持することができるのでアイロンの手間を省くことができます。

 

多く利用されているのが女子学生の制服であり、一方方向に5㎝などの一定の幅で布を倒していくサイドプリーツや、

左右から向い合せにして折りたたんであるボックスプリーツ、山と谷を繰り返して重なる部分がないアコーディオンプリーツなどがあります。

 

他にも、ブラウスにもプリーツ加工は利用されており、この場合には折りたたむという技術よりもしわ加工のようにして利用されています。

ストレッチ性のあるニット地であれば、タイトなシルエットであっても生地が伸びることによって体の動きに合わせて広がりますが、

縦糸と横糸が織り重なって作られている布帛の場合には、合成繊維のストレッチ性のある糸であればニット地のように伸縮性があるものの、

綿や毛、シルクなどの天然繊維だけでは伸縮性が見込めません。

 

そこで、布にデザインとしてしわ加工を施すことによって普段はタイトなシルエットを維持しながらも動いた時にはしわとして折りたたまれた部分が開くので、

体の動きに合わせて着心地が良くなります。

 

プリーツ加工は、デザイン性とともに機能性も兼ね備えている加工であり、専門の工場に依頼して作ることができます。

生地からでもブラウスなどの製品になった状態でもプリーツをかけることができます。