プリーツスカートの車ひだとは?

 

プリーツとは布に折り目をつけたひだの事で、折山が裾まで折られているものを言います。折山が裾までの間で消えているものは、ダーツ、タックと言われています。

一般的にスカートのことを指します。

 

プリーツスカートの歴史は古く、紀元前の古代エジプト壁画にも神官や王、王妃の姿が描かれています。中世のヨーロッパでも一般的に着用されるほか、

世界各国で民族衣装にも多く取り入れられています。

 

現代のファッションにも多く取り入れられており、様々な素材や折山のものがあります。

プリーツスカートのひだには種類があり、同一方向にひだが流れているものを「車ひだ」と呼んでいます。他には箱ひだ、アコーディオン(蛇腹)などがあります。

 

車ひだは、幼稚園児から高校生まで幅広い年代の女子の制服に多く使われています。日本では戦前頃から多く着用され始めました。

現在の制服では、左周りでひだの本数が20本から24本のものが多く使われ、素材はウールやポリエステルがほとんどで、夏用、冬用で素材が変わります。

 

一般的な制服の車ひだスカートのお手入れ方法は、霧吹きやスチームアイロンでスカートを湿らせ、当て布を当てて取扱い表示タグに記された温度のアイロンで、

丁寧にアイロンをかけます。強くかけすぎると生地がテカりやすくなるので注意が必要です。

 

手洗い可能なものもありますが、ウールなど家庭での洗濯は不可の場合もあるので、取扱い表示をよく確認しておくことが重要です。

 

 

この折り目の順序をスカートやカーテンに使う布に合わせて大きな一枚の紙で作成し、何列も折ると美しいプリーツの形になるので、

自分で作ってみたい方は一度型紙から作ってみる事をお勧めします。